指導員から救助用ボードの使い方を教わる参加者=松江市美保関町北浦、北浦海水浴場
指導員から救助用ボードの使い方を教わる参加者=松江市美保関町北浦、北浦海水浴場

 夏の海での事故を防ごうと、松江市美保関町北浦の北浦海水浴場で6日、救助法を学ぶ講習があった。参加した6人が溺れた人を乗せて運ぶ救助用ボードの使い方を学び、万一に備えた。

 日本赤十字社島根県支部が開催。参加者はボランティアの指導員5人が付き添う中、浮力が強く、バランスが取りにくい全長3・2メートルの樹脂製ボードの特性を体感した。

 ボードにまたがったり覆いかぶさったりして、手や足を使う方向転換や、ブレーキのかけ方、安定した状態で要救助者を乗せる方法を教わった。島根県知夫村の地域おこし協力隊、猿沢夏美さん(33)は「救助した人を乗せてこぐのは大変だ」と話した。
 (森みずき)