2001年4月の自民党の総裁選は、「自民党を変える。日本を変える」と訴えた小泉純一郎氏が圧勝した。小泉氏は「自民党をぶっ壊す」とも叫んでいた。

 だが今は、その自民党だけでなく、日本自体も自壊の道を歩んでいる。昨年末から続く自民党の裏金問題と派閥解消劇は、それを象徴的に示している。本質でもないことを問題とし、国費と時間を浪費...