90回記念東光展巡回島根展(東光会、山光会、山陰中央新報社主催)が10日、松江市袖師町の島根県立美術館ギャラリーで開幕した。来場者が具象絵画の力作102点を熱心に鑑賞した。15日まで。
東光会の公募展で選ばれた68点と、山陰支部の山光会(北本雅己会長)の会員の34点を並べている。
バイクを背景にしたたくましい男性を描き、公募展で最高賞の文部科学大臣賞を受賞した出雲市の春日裕次さんの油彩画「昔想」をはじめ、人物や草花、風景を各会員が自由な発想と色彩で描いた。
オープニングセレモニーでは、北本会長、山陰中央新報社の松尾倫男社長があいさつ。東光会の佐藤哲理事長は「素晴らしい作品ばかりで、島根の絵画(の土台)がすごくしっかりしているからできることだ」と評し、来場者に作品を解説した。
巡回展は山光会が誘致し、5年ぶり6回目の開催。午前10時~午後6時。入場料は900円で、高校生以下は無料。(白築昂)