「歴史を耐え忍ぶよりも、歴史を書くことを選ぶ」―。6月の欧州議会選の敗北を受けて国民議会(下院、577議席)解散を宣言したフランスのマクロン大統領による、この言葉は偽りのないものだったろう。しかし、選挙の結果は期待を裏切るものとなった。

 6月30日の第1回投票で極右、国民...