記録的な豪雨で大きな被害を受けた雲南市と島根県飯南町に、国土交通省中国地方整備局が13日、緊急災害対策派遣隊「TEC-FORCE(テックフォース)」を派遣した。河川と砂防などに詳しい技官ら16人で構成し、早期の復旧に役立てる。

 両市町からの依頼を受け送った。河川の護岸や道路などの損傷状況や復旧費用を13日から調査し、両市町に報告する。20日まで活動する予定。

 13日は広島市中区の整備局で出発式があり、多田智局長は「被害の全容はいまだ分かっていない。技術力を遺憾なく発揮し、迅速な対応を期待している」と激励した。 (新藤正春)