詩は言葉との体力勝負。俳句の「芸」は年齢とともに磨かれるが、言葉の勢い、鮮度を保って勝負し続けることは難しい。80歳の俳人・坪内稔典は、随筆集「老いの俳句」(ウエップ)でこう吐露し...