新聞の特長や制作の流れを学ぶ新聞教室が8日、松江市殿町の山陰中央新報社であった。参加した子どもたちは紙面制作を体験し、毎朝家に届く新聞がどのように作られているのかを学んだ。
夏休みに子どもらに新聞を身近に感じてもらおうと、2019年に続き2回目。今年は島根県内の小学生と保護者計52人が参加した。
子どもたちは、新聞の歴史や読み方を学んだ後、写真と記事を組み合わせ、見出しを付ける編成局の紙面制作を体験。記事や写真が印刷された紙のバーコードを読み取って専用端末に取り込み、記事に合った見出しを考えて入力した。子どもたちは紙面左下の編集者の欄に自分の名前を打ち込み、出来上がった紙面をうれしそうに眺めた。
パリ五輪の紙面づくりに関する説明があり、読者の興味を引く見出しの付け方や、写真の配置などといった工夫を聞いた。
島根大付属義務教育学校3年の大西波瑠さん(9)は「いつも読んでいる新聞ができるまでの過程が分かり、楽しかった」と話した。
(小引久実)