「農政の憲法」と呼ばれる食料・農業・農村基本法が1999年の施行以来初めて改正された。当初想定していなかった国際情勢の変化や世界人口の増加を踏まえて、食料安全保障の確保を基本理念として掲げたのが特徴だ。理念を形にする政府の具体的な取り組みが今後、問われる。

 ウクライナ侵攻機に

 「あらゆる事態を想定し、国民に食料を安定的に供給し...