ステップアップツアー第11戦「山陰ご縁むす美レディース」(日本女子プロゴルフ協会主催、山陰中央新報社共催)最終日は24日、鳥取県伯耆町丸山の大山平原ゴルフクラブ(6513ヤード、パー72)で決勝ラウンドがあった。7位タイでスタートし、通算12アンダーの204で回った桑山紗月(ディライトワークス)が木下彩(長府製作所)、スタイヤーノ梨々菜(フリー)とのプレーオフを制し、今季初優勝を果たした。
アウトスタートの桑山は1番(パー5)でイーグルを奪うと、その後、ノーボギーで5バーディーを挙げた。首位タイでスタートした木下、4位タイでスタートしたスタイヤーノに追い付いた。
台湾出身のサイ・ペイイン(京豊エンジニアリング)は、大会コースレコードの64をマークし、ベストルーキー賞は通算6アンダーの210で回った高橋しずく(白銅)が獲得した。今春まで米子市を拠点にしていた金宮みかど(フリー)は通算4オーバーの220で51位だった。
大会を振り返る特別番組が、9月7日午後3時から同3時54分までBSS山陰放送で放送される予定。
桑山、母へ感謝の完全復活勝利
暑さが和らぎ始めた18番(パー4、409ヤード)を舞台にしたプレーオフ2ホール目。この日一番の集中力で放ったバーディーパットが3メートル先のカップに吸い込まれると、桑山紗月は右手でガッツポーズをつくり、優勝を争った選手と抱き合った。...