貴重なサメの?製に見入る子どもたち=境港市花町、海とくらしの史料館
貴重なサメの?製に見入る子どもたち=境港市花町、海とくらしの史料館

 【境港】境港市花町、海とくらしの史料館で企画展「サメ展」が開かれ、サメの剥製、生態や食文化を伝えるパネル、江戸時代の絵図など約100点が並ぶ。来館者は楽しみながらサメについて学んでいる。9月2日まで。

 企画展は同史料館の開館30周年記念事業として指定管理する市文化振興財団が5年ぶりに開催した。

 会場では絶滅危惧種のアカシュモクザメ、取引厳重規制種のウバザメといった40種(40点)の?製が目を引く。来館者は生態や食文化を紹介するパネルなど関連展示物も興味深く見入っていた。

 生態ではサメ類の繁殖方法は「卵生」と「胎生」に2分されるという。山陰のサメ漁について近年まで大田市五十猛地区で行われ、伝統の食文化も紹介する。

 食文化を学んだ奈良県生駒市の上中学校1年、大西いろはさん(13)は「一度食べてみたい」と関心を示していた。

 入館料大人410円、小中高生100円、幼児と70歳以上は無料。(松本稔史)