7日午前9時5分ごろ、中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の西側の屋外で、安全対策工事作業中にコンクリート養生マットから出火し、協力会社作業員が消火した。放射性物質の放出はなく、けが人はいなかった。
中電島根原子力本部によると、現場は2号機から離れた管理区域外にある。工事は新規制基準に適合させるための対応で、協力会社作業員4人が行っていた。溶接作業中、近くにあった養生マットから高さ50センチの炎が上がるのを作業員が確認し、消火器で消火した。
養生マットは、打設したコンクリートにかぶせて水分量を維持するために使用していた。現場に駆け付けた松江市消防本部が火災と判断。出火原因は調査中としている。