鳥取県警は9日、副業の手続き費用名目で、同県八頭郡在住の60代女性が現金約103万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

 県警捜査2課によると、女性は5月12日、副業を探してネットで見つけた人物とLINEでやりとりし「動画をスクリーンショットして送れば報酬が得られる」とするサイトに登録。送ると自分の口座に約2千円が入金された。

 その後、別の人物に暗号資産の取引を持ちかけられ、18~20日に3回にわたり計4万3千円を指定口座に振り込んだ。さらに報酬を引き出すために必要だと言われ、6月12日~7月15日に3回にわたり計99万円を振り込んだ。

 さらに入金を求められて不審に思い、消費生活センターに相談した。