64歳以下の新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、松江市は19日、8月末までに接種を受けられる枠を追加で1千人分程度確保すると発表した。予定した枠の9割が埋まり、今後の予約に備えるため。

 市によると約8900人分の枠を設け、基礎疾患のある人、高齢者施設の従事者、60歳以上を対象に12日に受け付けを始めたところ、約8600人分が埋まった。

 市独自に実施する職場接種で、学校単位の申し込みが見込みよりも少ないため、余剰分を回すなどして追加枠を捻出。8月中に集団接種を希望する人に対応する。

 市独自の職域接種については、学校関係は対象26校のうち、18校約5350人分の申し込みがあった。事業所関係は産業医と契約する300事業所のうち107事業所の約6800人が希望した。

 学校は7月14日~9月4日に接種を予定し、事業所は8月上旬の実施に向けて日程などを調整中。 (中村成美)