今年最大の政治決戦の幕が開いた。初陣の石破茂首相は自民、公明両党で過半数の233議席を勝敗ラインとするが、岸田政権から続く派閥裏金事件がアキレス腱(けん)となる。立憲民主党の野田佳彦代表は「政治とカネ」問題を争点化し、浮動票の取り込みを目指すものの、野党候補乱立により政権批判票の分散は必至だ。与野...