「失地回復(レコンキスタ)」を心に期し、西側に情報工作を仕掛ける現代ロシアの「皇帝(ツァーリ)」プーチン大統領。米国のトランプ氏や欧州極右にも触手を伸ばす。どんな逆襲をもくろみ、裏で誰が暗躍しているのか。前回に続き、米中央情報局(CIA)の元工作担当官グレン・カール氏に聞く。

 -ロシアはトランプ氏を後押しするため、2016年の米大統領選に介入したとされる。

 「冷戦終結後の2000年代、旧ソ連圏で『色の革命』と...