国際交流員のミラ・ホヴィさん(左から2人目)が見守る中、熱心にトレーを装飾する参加者=出雲市今市町北本町4丁目、ENnoZA
国際交流員のミラ・ホヴィさん(左から2人目)が見守る中、熱心にトレーを装飾する参加者=出雲市今市町北本町4丁目、ENnoZA

 NPO法人出雲フィンランド協会が30日から、山陰中央新報社の商業テナントビル「ENnoZA(エンノザ)」(出雲市今市町北本町4丁目)でクリスマスマーケットを開いている。北欧風小物のワークショップやクリスマスツリーの装飾が来場者を楽しませている。1日もある。

 出雲市は合併前の旧多伎町時代からフィンランド・カラヨキ市と交流し、友好姉妹都市協定を結んでいる。主に多伎町内で活動している同協会がより多くの市民に同国の文化に親しんでもらおうと市中心市街地で開催した。

 同国出身の出雲市国際交流員のミラ・ホヴィさん(33)が、ムーミンやマリメッコなど北欧風の絵柄のペーパーナプキンを切り抜き、無地のトレーにのりで貼り付ける「デコパージュ」のワークショップを開き、子どもや大人が参加した。

 夫婦で訪れた出雲市大津町の会社員、三原康裕さん(27)は「おしゃれでかわいい雰囲気だった。楽しく異文化を体験できた」と満足そうに話した。

 会場では山口県下関市の北欧雑貨店「Rallissa(ラリッサ)」が出店し、マグカップや現地で買い付けたビンテージ雑貨を販売。同国発祥のスポーツ「モルック」体験もあった。