【浜田】浜田市長沢町のながさわ子ども園で11月30日、園児や保護者を対象にプライベートゾーン(性器や胸、お尻)を学ぶ教室があった。全国で性犯罪が絶えない中、参加者約60人が少年補導職員から大切な体を守るための対処を教わった。
島根県警西部少年サポートセンターの高尾祥平さん(36)が講師を務め、子どもたちに水着で隠れる部分がプライベートゾーンだと説明した。性被害を学ぶ絵本「おしえて!くもくん」を読み聞かせながら、自分のお尻や胸などを人に見せないことや、触らせないようにはっきり断り、逃げる大切さを伝えた。保護者にも日常生活の中で指導するよう求めた。
教室は同園と保護者会が企画した。布施志弥(ふみや)ちゃん(6)は「自分の体をちゃんと守りたい」とし、母親で保護者会長の由紀子さん(50)は「インターネットが普及してふしだらな情報も増えている。普段の生活から体のことを教えたい」と話した。(宮廻裕樹)