写真展で作品を鑑賞する来場者=松江市浜乃木4丁目、ギャラリー櫟
写真展で作品を鑑賞する来場者=松江市浜乃木4丁目、ギャラリー櫟

 松江市浜乃木4丁目、ギャラリー櫟(くぬぎ)で5日、「働く人がいる風景」をテーマにした本木儀和さん(76)=松江市横浜町=の写真展が始まった。8日まで。入場無料。

 本木さんは写真を40年以上撮り続け、現在、市内で写真教室を主宰する。今回、本木さんが日本各地で働く人たちを撮影した作品25点を飾った。

 「舞妓(まいこ)」は3人の舞妓の後ろ姿を写したA1サイズの作品。仕事に行く途中なのか、百貨店の紙袋を手に静かな京都の町を歩く姿が美しい。ほかにも消防士や巫女(みこ)、僧侶といった働く人を風景と調和させて色鮮やかに写した作品が並ぶ。

 松江市鹿島町片句の江角由美子さん(80)は「心が温まるような写真ばかりだった」と話した。

 午前10時~午後5時。(林李奈)