浜田商業高校(浜田市熱田町)の生徒が商品の仕入れから販売までを行う恒例の「浜商デパート」が7日、同校であった。地元企業と生徒が共同開発した商品をはじめ、総菜や野菜、鮮魚などを求める客でにぎわった。8日も。
会場には、生徒と企業が開発した浜田産アナゴを使ったみそ汁のパックをはじめ、地元業者から仕入れたカレイなどの鮮魚類、野菜や洋菓子を売る13のブースが出店。生徒たちは店頭に立って商品の特徴を説明した。行列ができたブースでは最後尾を示すプラカードを掲げて客を誘導した。
来場者は買い物や食事をしたり、ダンスや石見神楽のステージを鑑賞したりして楽しんだ。家族と訪れた日脚保育園の次藤大就ちゃん(6)は「好きなお菓子が買えてうれしかった」と笑みを浮かべた。
生徒代表でデパート社長を務める湊悠馬さん(18)は「多くの方に来てもらった。ここでの買い物を通し、地元産品の良さをあらためて知ってほしい」と話した。 (宮廻裕樹)