第78回国民スポーツ大会で好成績を挙げた出雲農林高校カヌー部の選手たち=出雲市今市町、市役所
第78回国民スポーツ大会で好成績を挙げた出雲農林高校カヌー部の選手たち=出雲市今市町、市役所

 第78回国民スポーツ大会で、少年男子スプリント・カナディアンペアの500メートルと200メートルで2冠を達成した出雲農林高校カヌー部の3年、飛田統羽(とうわ)さん(17)と3年、立花賢太郎さん(18)ら選手5人が19日、出雲市役所で飯塚俊之市長に大会結果を報告した。

 飛田さんと立花さんのほか入賞した少年男子スプリント・カナディアンシングル500メートル4位、同200メートル5位の3年、石原里海(さとみ)さん(18)、少年女子スプリント・カヤックペア500メートル5位、同200メートル6位の3年、多々納真桜(まお)さん(17)と2年、松尾夏帆子(なほこ)さん(17)が訪れた。

 出場したカヌー競技は、10月11~14日に佐賀市富士しゃくなげ湖水上競技場であった。大学でも競技を続けるという立花さんは「世界で通用する選手になるために頑張りたい」と話した。

 部長だった石原さんは「個人では日本一を逃してしまったが、全国のライバルと対等に戦えた」と振り返り、松尾さんは「一緒に戦った先輩たちが残してくれたことを後輩に伝え、発揮したい」と意気込んだ。

 飯塚市長は活躍をたたえ「それぞれの場所で、経験を生かして頑張ってください」と激励した。(片山皓平)