【出雲】出雲農林高校(出雲市下横町)カヌー部の3年生3人が国際大会出場を決め、このほど同校で壮行式があった。全校生徒400人を前に、それぞれが世界の舞台での活躍を誓った。
3人は飛田統羽選手(17)、立花賢太郎選手(17)、多々納真桜選手(17)。3月に香川県であった代表選考会で、飛田選手と立花選手が男子カナディアンペアで優勝し、多々納選手が女子カヤックシングルで8位入賞して代表の座を射止めた。
飛田選手と立花選手は7月にブルガリアである世界ジュニア選手権に、多々納選手は5月にオーストラリアであるアジアパシフィック大会に出場する。飛田選手は、9月にハンガリーであるオリンピックホープスの男子カナディアンシングルの出場権も得た。
壮行式で3人はそれぞれ決意表明し、飛田選手は「レベルの高いレースでこげる喜びと緊張がある。実力を出し切り、戦い抜きたい」と力を込めた。同校カヌー部は全国屈指の強豪で、これまで延べ14人が国際大会に出場している。(佐野卓矢)