新型コロナウイルスがいつどこで、人に感染を始めたのかは謎に包まれている。英ケント大の研究チームは、2019年10月初旬から11月中旬という早い時期に、中国で感染が始まったとする推定をまとめた。
野生動物が絶滅した日を目撃情報などから推定する統計手法を応用。約200の国や地域で報告されたコロナ感染例からさかのぼって計算すると、最初の感染は「19年11月17日」に中国で起きたとの結果が出た。それより1カ月ほど早い可能性もあるという。
日本で初の感染例は翌年の1月16日に発表された。これに対しチームは1月3日にはすでに日本で最初の感染が起きていたと推定した。これまで考えられていたより感染拡大のペースが速かった可能性がある。











