5度目の挑戦となった昨年9月の自民党総裁選で勝利し、鳥取県出身者初の宰相に上り詰めた石破茂首相(衆院鳥取1区)。衆院選の結果を受けて少数与党となり、難しい政権運営を強いられる中、2025年はいかに国のトップの重責を果たし、「石破カラー」を発揮するのか。政策の柱に掲げる「地方創生」の推進に向けた展望は。山陰中央新報社の松尾倫男社長との対談で語った。 (原田准吏)
協調型の政権運営
-臨時国会を終え、首相として新年を迎えた心境はいかがでしょうか。
「その日その日をどう乗り切るか。その積み重ねの上に将来がある。(臨時国会を終えても)ほっとした気持ちはなく、緊張の連...