手作りいかだで浦郷湾を進む子どもたち=島根県西ノ島町浦郷
手作りいかだで浦郷湾を進む子どもたち=島根県西ノ島町浦郷

 【西ノ島】島根県西ノ島町浦郷の浦郷湾で28、29の両日、海の体験イベント「いかだアドベンチャー」が開かれた。小学生13人が手作りしたいかだに乗ってミニ航海に挑戦し、冒険心をかき立てる体験を楽しんだ。

 島根鼻公園オートキャンプ場で、ボランティアで運営を支える隠岐島前高校(海士町)の生徒たちと養殖いかだの浮きと竹をロープで結んで、3艇のいかだを製作した。

 29日はキャンプ場下の磯を出発し、800メートル離れた浦郷漁港に向かった。近くを航行する漁船の波にいかだを揺らされながら「イチ、ニ、イチ、ニ」と懸命にオールをこぎ、1時間ほどでゴールした。

 西ノ島小学校4年の伊藤希実さん(9)は「腕が痛くて大変だったけど、みんなと協力して進むのが楽しい」と笑顔を見せた。

 イベントは町中央公民館が開催し、野外炊飯や海遊びも体験した。

      (森山郷雄)