松江、出雲両市などの市民有志でつくるNPO法人しまね子ども支援プロジェクト(理事長・毎熊浩一島根大法文学部教授)が、ひとり親世帯の生活実態に関する調査結果をまとめた。「絶望感を感じたり、死にたいと思ったことがある」とした親の割合が4割を超えるなど、経済的な困窮にとどまらない精神面や健康面での厳しい実態が明らかになった。
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2024年9月下旬~10月中旬に、法人が運営する24時間フードバンク「コミュニティフリッジ出雲」を利用する松江、出雲、大田、江津4市の計180世帯を対象に実施。インターネットを通じ、99世帯(55%)が回答した。
63・6%が過去の気持ちや経験で...