特別講座で講師を務める喫茶MGの浅野淳子さん
特別講座で講師を務める喫茶MGの浅野淳子さん

 音楽好きが集う喫茶店として知られる松江市西茶町の「喫茶MG」の浅野淳子(あつこ)さんを講師に迎えた特別講座「あっちゃんが語る喫茶MG 55年」が3月22日、松江市殿町の山陰中央新報社文化センター松江教室で開かれる。店の歩みを親交あるミュージシャンのエピソードとともにたどる。

 喫茶MGは1969年8月に開店。浅野さんは弟で店主の多久和克行さんと店を切り盛りし、常連客から「あっちゃん」と呼ばれ、親しまれる。高校時代から店に通う俳優の佐野史郎さんとギタリストの山本恭司さんをはじめ、多彩なミュージシャンと交流を続けている。

 昨秋、開店55周年を記念して市内で開いたコンサートには佐野さんや山本さん、1970年代前半に活動したロックバンド「はっぴいえんど」のメンバーだった鈴木茂さん、フォークシンガーの大塚まさじさんに浜田真理子さんらが駆け付け、節目を祝った。

 講座では、店で撮りためた数多くの写真を映し出しながら、さまざまな人や音楽との出会いを振り返り、半世紀にわたって愛されてきた店への思いを語る。佐野さんと山本さんから寄せられたビデオメッセージも披露する。

 午前10時から11時半まで。受講料は2200円。問い合わせ、申し込みは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。