ラムサール条約と宍道湖・中海をテーマにした展示パネルを見る来場者=雲南市木次町里方、市役所
ラムサール条約と宍道湖・中海をテーマにした展示パネルを見る来場者=雲南市木次町里方、市役所

 水鳥など野生生物の貴重な生息地で、ラムサール条約登録湿地の宍道湖と中海の魅力を伝えるパネル展が、雲南市役所1階ロビーで開かれている。パネル8枚で同条約や宍道湖と中海の特徴を紹介している。31日まで。入場無料。

 宍道湖と中海は2005年11月、世界的な環境保全の取り組みのラムサール条約湿地として登録された。

 パネルでは湿地の保全と賢明な利用を目的とした条約の趣旨や基本の考え方、国内に登録湿地が23年5月時点で53カ所あることを紹介している。

 宍道湖と中海は海水と淡水が混ざる汽水湖で、毎年国の天然記念物のマガンやハクチョウ、カモなど多くの水鳥、野鳥が飛来することなどを説明している。

 島根、鳥取両県などが主催する巡回展で、24年9月以降、松江市や出雲市などで開催した。2月10~14日には境港市民交流センターで展示する。

      (福間崇広)