ハクチョウをかたどった米粉パンを紹介する永田瞳店長=安来市赤江町、しふぉんながた
ハクチョウをかたどった米粉パンを紹介する永田瞳店長=安来市赤江町、しふぉんながた

 安来市中海町、道の駅・あらエッサで、ハクチョウをかたどった米粉パンが期間限定でお目見えした。2月23日までの土日、あらエッサ内の「なかうみ菜彩館」で販売している。

 ハクチョウの越冬地として知られる安来市をPRしようと、官民でつくる斐伊川水系水鳥プロジェクトと、米粉のパンやスイーツを製造、販売する「しふぉんながた」(安来市赤江町)が連携して企画した。

 パンは地元の米粉を使い、一つ一つ手で成形する。プレーン、抹茶、ゴマの3種類あり、1個130円。土日に40個を準備する。18日に売り出し、人気を博しているという。

 安来市を含む斐伊川水系流域では、国の特別天然記念物のコウノトリをはじめ、ハクチョウ類、ツル類など5種の大型水鳥が生息する。ハクチョウは冬の訪れとともに、市内の田んぼに飛来し、市民にとっては当たり前の風景だが、豊かな自然環境のたまもの。

 ハクチョウは田で落ち穂をついばむことから、ハクチョウをかたどった米粉パンが誕生した。同店の永田瞳店長(40)は「かわいいパンと思ってもらって、ハクチョウに親しんでほしい」と話した。(狩野樹理)