昨年秋の再興第109回院展で最高賞の大観賞を獲得し、日本美術院の「招待」に就いて間もなく、日本画家の川﨑麻央(37)=益田市出身=は東京都美術館の講堂に立った。

 院展ファンや美大生ら約200人で満員の講演会場で創作の現状を語った。スケッチといった技術の話や絵を完成させるまでに必要な経費など、一切を出し惜しみせず明かした。

 「一見、...