奈良、平安時代から紡がれる美術表現が「日本画」と呼ばれるようになって150年近くが過ぎ、国内外で評価される「巨匠」が多数誕生した。今、気鋭の日本画家として注目される川﨑麻央(37)=益田市出身=は画壇の未来を背負う。昨年の再興第109回院展で最高賞の「大観賞」を受賞。通算2度目で、主催する日本美術院で筆頭の「同人」に次ぐ「招待」に就いた。現体制では最年少となる。島根県に根付く神楽や神話のモチーフを昇華させ、新たな表現に果敢に踏み出す。...
日本画家・川﨑麻央 日本美術院で最年少「招待」 益田高で芸術の道志す 教師に懇願「やるしかないんです」 STAGE~私の現在地(上)~
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