架空料金請求の詐欺被害を未然に防いだとして、浜田署は7日、浜田市黒川町、セブン-イレブン浜田県立体育館前店の藤村こずえ副店長(64)に感謝状を贈った。
昨年12月19日、市内の80代男性が電子マネーカード8万円分を購入したいと来店。応対した藤村副店長は高額な金額で不審に思い、理由を聞くと「友達のプレゼントであげる」と言われた。電子マネーの使い方も知らないことが分かり詐欺だと確信した。「ちょっと待ってください」と伝え、別の店員を通じ浜田署に連絡し被害をくい止めた。
浜田署によると、男性は自宅のパソコンを閲覧中、ウイルス感染を知らせる警告音が鳴り、画面に出た連絡先から修理代として電子マネーを買い、使用に必要な番号を伝えるよう指示を受けていたという。
藤村副店長は今回で3回目の詐欺被害の防止で、竹村史嗣署長から感謝状を受け取った。「まだまだ慣れないが、1万円以上の購入者には理由を聞くようにしている。声がけを続けたい」と話した。
(宮廻裕樹)