10日午後3時50分ごろ、境港市昭和町の境港・国際旅客ターミナル北側岸壁で、油送管の撤去作業中に火災が発生し、50~60代の男性作業員4人が、やけどを負って病院に搬送された。鳥取県西部消防局によると、4人とも重傷とみられるという。
岸壁を管理する境港管理組合や境港署などによると、4人は50代1人と60代3人。10日午前8時ごろから、漁船の燃料などに使うA重油の配管を撤去するため、作業員5人で溶接機を使って配管を切断する作業を行っており、何らかの原因で重油に引火したとみている。火柱が上がったとの目撃情報もあるという。
境港管理組合は11日以降、現場に入り、工事を発注した全国漁業協同組合連合会、施工業者との間で再発防止策を協議する。同組合港湾管理委員会事務局の佐藤富成次長は「けがをされた方の早い回復を願うとともに、状況の把握に努める」と述べた。
(松本稔史、中村和磨)













