境港市竹内団地の境夢みなとターミナルでこのほど、寄港したクルーズ客船「ノールダム」(乗客定員1924人)の外国籍乗船者らに向けて、地元の遊び「下駄(げた)積み」を伝えるイベントがあった。
「下駄積み」は同市出身の漫画家、故水木しげるさんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」にちなんで考案された遊び。観光スポット・水木しげるロードの催事などで実施されている。
今回は境港観光協会と同ターミナルが、日本の文化に触れてもらう企画として共催した。
乗客や乗船員、地元の見学者らが参加した。1分間で積み上げた下駄の数を競うという遊びで、参加者は鬼太郎にちなんだちゃんちゃんこを羽織って挑戦した。乗船員たちも複数グループが参加し「ベリーナイス」「エキサイティング」と声を上げ、楽しんでいた。
サービスマネジャーというフランシス・ワスドープさん(56)は「少し難しかったが、日本の文化を感じられた」と笑顔だった。
(松本稔史)