今季日本ホッケーリーグ1部に昇格したセルリオ島根のホーム開幕戦が26日、島根県奥出雲町三成の三成公園ホッケー場であり、BlueSticksSHIGA(滋賀)に0-3で敗れた。連敗脱出を目指す選手たちの熱いプレーを地元ファンがたたえ、次戦の勝利に期待を込めた。
1部での初勝利を目に焼き付けたいという望みを持って訪れた観客は174人。試合開始を楽しみに待ち望んでいた。
試合は前半、セルリオ島根が押す展開も0-1でリードを奪われてしまう。FW糸原佳汰選手の父、尚司さん(52)は太鼓を打ち鳴らしながら選手を鼓舞していた。「攻める場面が多く、後半は期待が持てる。息子も隙あらばもっとシュートを打ってほしい」と期待を込めた。
しかし、第4クオーターに2失点を喫し、試合終了。観客の願いは次戦に持ち越しとなった。友達と見に来た横田中1年生の渡部夏朋さん(12)は「いい試合だった。パス回しがすごかった。次戦も行きたい」と話し、MF山崎和樹選手の母、真智子さん(53)は「1部の舞台は相手が強い。でも選手たちの一生懸命さは伝わった」と笑顔を見せていた。(景山達登)