夕日に照らされ赤みを増すカツラの木
夕日に照らされ赤みを増すカツラの木
夕日に照らされ赤みを増すカツラの木

 国内で唯一現存する菅谷(すがや)たたら山内(さんない)(雲南市吉田町吉田)の高殿のそばにあるカツラの木が満開となった。夕日を浴び、炎を連想させる真っ赤な花が来訪者の目を引いている。例年より5日早く開花し、見頃は28日まで。

 カツラの木は、たたら製鉄の鉄づくりの神・金屋子(かなやご)が降臨した神木とされ、たたら操業地に古木が残る。

 菅谷のカツラは、樹齢約200年。高さ約20メートルの木の枝を1センチ程度の花が覆った。一日のうち、最も色が映える日の入りの時間になると、丘の上の撮影スポットに多くのカメラマンが訪れ、一瞬の美しさを収めようとシャッターを切った。

 1回のたたら操業に費やすのと同じ3昼夜の間に咲く。満開から10日ほどたち、新芽が出始めた夕刻には、カツラが黄金色に染まり、枝を彩る色の変化が楽しめる。(狩野樹理)