JR木次線の存在理由が問われる中、沿線の自治体や住民が、将来の在り方を議論することは重要だ。どのような視点で考えるべきなのか。2人の識者に聞いた。

【関連】木次線 問われる存在理由「大量輸送の特性発揮できず」 JR西、24年に在り方協議表明

地域の将来に重き置く議論を(呉高専教授、芸備線再構築協議会委員 神田佑亮氏)

ー委員として参加する芸備線再構築協議会で「交通と地域づくりの問題はセット」という認識を共有したことが成果だと評した。

 「今まではある意味、地域の中を『当たり前に』鉄道が走っている状態だった。利用促進や活用に良くも悪くも地域が深くコミット(関与)する必要がなか...