たわわに実った梅を収穫する大東高校の生徒=雲南市三刀屋町多久和峠
たわわに実った梅を収穫する大東高校の生徒=雲南市三刀屋町多久和峠

 【雲南】雲南市で7月27日から開催される全国高校総合体育大会レスリング競技の会場で「三刀屋の梅」をPRしようと、三刀屋と大東の両高校の生徒が14日、同市三刀屋町の梅畑で梅の収穫を体験した。生徒はたわわに実った梅を丁寧にもぎ取った。

 地元で開催される全国総体を盛り上げようと、大会の運営補助を担う高校が協力。収穫した梅などを使った「焼き肉のタレ」や「梅ドレッシング」などの販売を会場で予定する。

 収穫を体験したのは梅農家、高尾進さん(68)の30アールの梅畑。三刀屋高校JRC部の4人と大東高校の1、2年生7人の計11人が参加した。

 高尾さんは「農家も高齢化が進み大変。手伝ってもらって助かった」と笑顔で話した。

 三刀屋高2年生の大坂祐香さん(16)は「梅農家さんの大変さを一緒に収穫して分かった」と汗をぬぐった。大東高2年生の原あいさん(17)は「地元で栽培されたもので作るドレッシングなどがレスリングの会場で売られる。楽しみ」と期待した。

(景山達登)