太平洋戦争当時、住民の4人に1人が亡くなったという沖縄戦。沖縄に出かけることになり、この機会に少しでも沖縄戦のことを知り、感じることができる場所を訪ねたいと思った。那覇空港に降り立ったのは沖縄慰霊の日の3日前にあたる6月20日。すでに梅雨も明け、灼熱の太陽が照り付けていた。
予定の取材を終え、21日午後から、旧知の詩人で作家の大城貞俊さんの車に乗り込む。まずは糸満市のひめゆりの塔に向かった。
■おさげやおかっぱの少女たち
ひめゆりの塔は、沖縄戦で亡くなった沖縄師範学校女子部(略称「女師」)・沖縄県立第一高等女子学校(同「一高女」)の...












