島根県警は30日、県東部の50代女性が2件の交流サイト(SNS)型投資詐欺被害に遭い、計2800万円をだまし取られたと発表した。
県警生活安全企画課によると、2月ごろ、女性が携帯電話で人工知能(AI)で株を分析するインターネットサイトにアクセス。SNSアプリでAI株式分析アドバイザーを名乗るアカウントを追加するよう誘導され、二つの投資グループに参加した。
いずれも「先生」を名乗る人物が中心になっており、一つ目のグループではメンバーから「グループに参加しているメンバーは30%以上の利益を上げている」「少額からでも試してみないか」と勧められ、信用した女性は指定口座に現金を振り込んだ。株取引用サイトで利益が出ており、実際に女性の口座に現金が振り込まれたため振り込みを続け、4月18日と同28日に計800万円を振り込んだ。
二つ目のグループでもメンバーから「AIと投資を組み合わせれば95%以上が成功する」と勧められ、女性は指定口座に4月25日から5月27日までの間、7回にわたり計2000万円を振り込んだ。