弘前学院聖愛戦で3失点完投の石見智翠館・山崎琢磨=甲子園
弘前学院聖愛戦で3失点完投の石見智翠館・山崎琢磨=甲子園
弘前学院聖愛戦に先発した石見智翠館・山崎琢=甲子園
弘前学院聖愛戦に先発した石見智翠館・山崎琢=甲子園
弘前学院聖愛戦で3失点完投の石見智翠館・山崎琢磨=甲子園
弘前学院聖愛戦に先発した石見智翠館・山崎琢=甲子園

 粘りの投球が勝利を引き寄せた。石見智翠館の主戦右腕・山崎琢磨は初回に2点を奪われながらも尻上がりに調子を上げ、二回から八回まで無失点の投球。「後ろに堅い守備陣がいる。打たせて取る投球を心掛けた」と振り返った。

 初回、力が入って制球が定まらずに失点したが「攻撃にいい流れをもっていけるよう、テンポを速くした」と修正した。カットボールがコースに決まるようになり、140キロ台前半の直球を交えながら相手打線を封じた。

 九回、連打から1点差に詰め寄られた後も冷静さを失わなかった。1死一、二塁のピンチでピッチャー返しを軽快にさばき、この日二つ目の併殺で試合を締めくくった。

 相手打線に10安打を許しながらも試合をつくり、末光章朗監督は「本当に最後まで粘り強く投げてくれた」とねぎらった。次はベスト8を懸けて日大山形と対戦。山崎は「今までやってきたことを変えずに、持っている力を全て出す」と誓った。

 (柴田広大)