協定を結んだコンソーシアムの堀康弘会長(左)としまね海洋館の松尾紳次理事長=江津市江津町、パレットごうつ
協定を結んだコンソーシアムの堀康弘会長(左)としまね海洋館の松尾紳次理事長=江津市江津町、パレットごうつ

 江津市内の3校の島根県立高校などでつくるコンソーシアムと、しまね海洋館アクアスがこのほど、生徒の地域活動を促す地域活性化包括連携協定を結んだ。アクアスでのイベントを通した学びや、総合的な探究の時間の学習を通じ、教育の魅力化や地域課題の解決に取り組む。

 コンソーシアムは江津高校や江津工業高校、高等部がある江津清和養護学校の魅力化を推進する協議会。江津工業は物作りによるイベント協力や2024年の学園祭のアクアス開催、江津高校は同祭のステージ出演、江津清和は情報通信技術(ICT)を活用したリモート学習などで連携していた。活動の継続と拡大を狙って協定を結んだ。

 締結式でコンソーシアム会長の堀康弘江津市教育長は「連携を深め、教育の魅力化や自然文化の学習、地域活性化につなげていく」とあいさつ。しまね海洋館の松尾紳次理事長(66)は「地域に愛されるのがアクアスの存在意義。深いつながりで江津市の発展に寄与したい」と話した。(村上栄太郎)