採れたてのイチジクの品定めをする来場者=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎
採れたてのイチジクの品定めをする来場者=出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎

 出雲市多伎町多岐、道の駅キララ多伎で「多伎いちじくフェア」が開かれ、住民や観光客が朝採れのイチジクやスイーツを楽しみ、にぎわっている。21日まで。

 「多伎いちじく」は出雲市多伎町の特産品。フェアは出荷の最盛期に合わせて毎年開いている。

 当日の朝、採れたばかりのイチジクを販売する。通常の1、2割安い特別価格で、試食コーナーもある。15日までは、イチジクを使った大福、クレープ、シェークなどのスイーツのほか、焼きイチジクカレーなども販売している。

 13日からはジャムなどにする加工用のイチジク、16日からは、西浜いもや赤梨、マイタケなど出雲市や周辺地域の特産品の販売も始める。

 出雲市湖陵町大池から訪れた会社員の清水千明さん(40)は「試食したが、すごく甘くておいしかった。県外の親戚に贈りたい」と話した。

 同道の駅によると、今年の出来は質、量ともに良好といい、柳楽広伸マネージャー(49)は「新鮮な味を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。(佐野卓矢)