【美郷】インドネシアのバリ島様式を取り入れた島根県美郷町カヌー競技場を建設した今井産業(江津市桜江町川戸)と福間工務店(島根県美郷町酒谷)が9日、町にバリ島の工芸品や美術品計39点を贈り、バリ島との交流を生かした町づくりを後押しした。
両社は特定建設工事共同企業体として、2024年に競技場「カヌーレIMAI」を同町信喜の江の川左岸に完成させた。寄贈したのは、バリ島の聖獣バロンの絵画や木彫りの面、竹の風鈴、石のランプシェード、麻のマットなど。
町役場で贈呈式があり、今井産業の今井久師社長と福間工務店の福間秀武社長が、嘉戸隆町長に目録を手渡し、寄贈品を説明した。今井社長は「交流が続き、広がっていくことを願っている」と話した。
カヌーレIMAIは、バリ島の要素をふんだんに取り入れた。バリ島の寺院にある「割れ門」や、バリ島在住の人気アーティストの壁画を設置した。クラブハウスの外観は伝統的なカヌー「ジュクン」のように見える形状になっている。
8月に開かれた全国高校総体カヌー競技会場になった。30年の国民スポーツ大会でも競技会場となる。
(佐伯学)













