4月に開幕した大阪・関西万博は13日で最終日まで残り1か月となる。山陰両県の観光、宿泊施設ではこれまで、万博の大きな波及効果は見られない。鳥取県東部の一部施設で来場者が増加した一方、それより西側の地域では団体客の流出や猛暑による外出控えのほうが目立つ。関係者は万博での宣伝効果が秋以降の集客につながるのを期待する。

 鳥取砂丘近くの「砂の美術館」(鳥取市福部町湯山)の6~8月の来館者数は前年比20%超で推移し...