児童が登校する中、可搬式の速度違反取り締まり装置を使い、違反に目を光らせる松江署員=松江市東出雲町下意東
児童が登校する中、可搬式の速度違反取り締まり装置を使い、違反に目を光らせる松江署員=松江市東出雲町下意東

 【松江】6月に千葉県八街市で児童5人が死傷した通学路での交通事故を受け、島根県警が登下校中の児童、生徒の安全を守る集中取り締まりを始めた。27日は、松江市立意東小学校(松江市東出雲町下意東)近くの通学路で違反に目を光らせた。9月1日まで。

 2学期が始まる時期に合わせ、25日から、速度超過のほか、一時不停止や自転車対象の指導取り締まりなどを通学路で行う。

 27日は意東小近くの歩道やセンターラインがない道幅の狭い市道で、児童が集団登校をする中、署員2人が可搬式の速度違反取り締まり装置を使い、取り締まった。

 新田紀久校長(54)は「言葉ではなく、取り締まりを目の当たりにすることで意識も高まる。6月の事故は人ごとではなく、常日頃から注意を呼び掛けたい」と感謝。松江署交通第1課の岡村俊宏課長は「夏休みが終わったばかりで、気が緩みがちになる時期。通学路の安全確保のため集中して取り組み、今後も継続したい」と話した。 (古瀬弘治)