【出雲】出雲市園町の宍道湖自然館ゴビウスで、特別展「金魚の世界in出雲~いづもなんきんとなかまたち」が開かれている。出雲地方特産品種「いづもなんきん」、高知県の地金魚「土佐錦」など12品種200匹を展示し、来館者を和ませている。9月20日まで。
人が作り出した愛玩物、金魚の多様性について知ってもらおうと企画した。
会場では品種別に水槽に入れて展示され、「和金型」「らんちゅう型」といった各体型や、「ふな尾」「さくら尾」など尾びれの形状の違いを解説したパネルも並んでいる。
金魚は、中国から約500年前の室町時代に伝来し、日本でも多くの品種が作られた。「いづもなんきん」は、背びれのない「らんちゅう型」で、尾びれは「よつ尾」。また「土佐錦」は、「琉金」と「大阪らんちゅう」が基。紅白色の金魚が多いが、茶褐色の「茶金」、黒色の「出目金」なども目を引く。
入館料は大人500円、小中高生200円、未就学児は無料。火曜日は休館。(松本稔史)