門脇健大署長(左から2人目)からキラリ推進隊を委嘱された「お城の達人」のメンバー=雲南市三刀屋町三刀屋、雲南署
門脇健大署長(左から2人目)からキラリ推進隊を委嘱された「お城の達人」のメンバー=雲南市三刀屋町三刀屋、雲南署

 雲南市内を拠点に各地の城を登る愛好者団体「お城の達人」がこのほど、雲南署から反射材の普及を推進するキラリ推進隊に委嘱された。甲冑(かっちゅう)姿で訪れたメンバーは、反射材の重要性を伝え、着用の働きかけをしていくと誓った。

 「お城の達人」は雲南市内を拠点に2020年から月1、2回参加者を募り、山城に登る。現在のメンバーは15人。キラリ推進隊は交通事故ゼロを目指し率先して反射材を着用し、普及に取り組む。

 雲南署での委嘱式で門脇健大署長が「雲南圏域は街灯が少なく夕方は特に暗いので、反射材を着けて歩いてもらって啓発に協力してもらいたい」とあいさつした。「お城の達人」の前原和代代表は「光輝く刀のように地域一帯を反射材で輝かせ、雲南地区から夕暮れや夜間の交通事故が1件でも減るように協力する」と誓った。

 雲南署によると、2025年1月から9月21日までの交通事故(人身事故)は20件で死者はおらず、昨年同期比で2件減少している。

 (景山達登)