フィールド内の宝(中央)を巡り、白熱した戦いを繰り広げる参加者=松江市八雲台1丁目、松江南高校体育館
フィールド内の宝(中央)を巡り、白熱した戦いを繰り広げる参加者=松江市八雲台1丁目、松江南高校体育館

 島根県内外のチームがスポーツ鬼ごっこで交流する「松江城でスポ鬼合戦」が11月に開かれるのを前に9月28日、島根県代表を決める予選が松江市内であり、4チームの計35人が白熱した戦いを繰り広げた。

 スポーツ鬼ごっこは1チーム7人制で、前後半各5分で行う日本発祥の競技。相手陣営に置かれた筒状の「宝」を奪った回数を競う。予選には大学生や同僚などでつくるチームが参加した。

 選手たちはフィールド内に散らばり、仲間と声をかけ合いながら攻める機会を探った。前がかりになって守備が手薄となり、宝を奪われる場面も。勝利の瞬間には歓声が響いた。

 上位2チームが11月16日に松江城二の丸下の段である本戦出場を決めた。同僚と参加し、優勝した松崎康汰さん(28)は「初めて取り組んだが、みんなが真剣になれる楽しい競技。県代表として頑張りたい」と意気込んだ。

 イベントは松江城天守の国宝指定10周年と天守保存150周年を記念し、しまね鬼ごっこ協会が主催した。(山本泰平)