松江市出身のイラストレーター、マツオヒロミさん(44)=岡山市在住=の作品展「マツオヒロミ展 レトロモダン ファンタジア」が4日、出雲市平田町の平田本陣記念館で始まる。関係者向けの内覧会が3日にあり、独特のあでやかな女性画でファンを魅了するマツオさんが「作品の世界観を感じてほしい」と話した。
大学卒業後、古本屋勤務などを経て2010年から本格的に活動する。女性を通じて大正ロマンや昭和モダンをほうふつさせるレトロモダンな世界観を描き、「百貨店ワルツ」「マガジンロンド」などのヒット作を生み出した。
マガジンロンドのコーナーでは、1922年創刊の架空のファッション誌「RONDO」の歴代表紙を展示。時代を反映した衣装をまとい、魅力的に描かれた女性が目を引く。ランジェリーをテーマにした「マイガーランド」、最新画集「秘密2」の表紙も趣向が凝らされている。
作品をはじめ、下書きや線画など約150点を展示。4日午前10時半から本人によるトークショーがある。入場料は一般千円、高校生以下無料。火曜休館。来年1月25日まで。(佐野卓矢)













