一度出版した論文が研究の不正や不備で取り消される「撤回」が、2022年までの10年間で5倍以上に増えたことが5日までに、文部科学省科学技術・学術政策研究所のまとめで分かった。自然科学や人文・社会科学の論文撤回事例、約3万2千件を分析した。研究の中核となった著者の国別では中国が過半数を占め最多、インドと米国が続いた。